簿記３級に合格後、ここまで勉強したら、2級まで勉強して、投資やファイナンスの知識を身につけたいと思い、3月中盤から勉強を開始して、約2ヶ月ほどで、簿記２級に合格できました！
最初は少し遠回りしてしまったのですが、後々修正することが出来たので、反省点も踏まえてここに、効率的な勉強方法を体験談として、綴っておきたいと思います！
これから2級の勉強される方は是非参考にしてみてください。ちなみに点数は７０点台でギリギリでした。(笑)
イージーミスをしてしまいましたが、第2問では連結が出題されましたが、しっかりと点数を取ることができました。
簿記２級勉強方法
①使用教材
インプット
・CPAラーニング(https://www.cpa-learning.com/)
・いちばんわかる 日商簿記2級 商業簿記の教科書
・いちばんわかる 日商簿記2級 工業簿記の教科書
・みんなが欲しかった! 簿記の教科書 日商2級 工業簿記
・みんなが欲しかった! 簿記の教科書 日商2級 商業簿記
アウトプット
・いちばんわかる 日商簿記2級 商業簿記の問題集
・いちばんわかる 日商簿記2級 工業簿記の問題集（CPAラーニング上で、ふくしま先生の解説動画付きです。）
・CPAラーニングネット摸試
・｛（本番問題に苦戦する場合）日商簿記2級 みんなが欲しかった！ やさしすぎる解き方の本｝
・合格するための本試験問題集 日商簿記 2級
Youtube（苦手論点の克服や本試験の解き方を知るために使用）
・【簿記系YouTuber?】ふくしままさゆき（頭にモヤモヤが残る論点の回のみ視聴）
・カゼ太郎の”でる簿記” ～最短で受かりたい人へ～（主に連結会計・税効果会計・シュラッター図の分野を視聴）
・【簿記・会計】公認会計士たぬ吉の資格塾（工業簿記の間違えた論点の復習で使用）
・いのうYouTube簿記大学（過去問の解き方や本試験問題集で分からない所の解説を知るために視聴）
※補足
簿記３級の時もそうでしたが、CPA出版の「いちばんわかる 日商簿記2級」とTAC出版の「みんなが欲しかった! 簿記の教科書」インプット教材をCPAとTAC両方とも必要なのかということに関して、私は商業と工業合わせて計4冊持ちした方が便利だったと感じています。お互いの参考書がそれぞれの弱点を補い合っています。
主に使い分けは
いちばんわかる 日商簿記2級シリーズ（CPA）→講義のテキスト＋なぜそうなるのかという理屈を知るために必要です。講義終了後、イメージは歴史の資料集的な使い方で、より細かい内容や理屈を定着させるために使用します。特に理解が難しい、連結会計の章は細かく書かれています。
みんなが欲しかった! 簿記の教科書（TAC）→間違えた仕訳の内容を直ぐに確認したり、必要最低限の内容を直ぐに確認するために必要です。イメージは歴史の教科書で、端的に知りたいことだけ書かれおり、理屈はあまり書かれていません。なので、理屈を理解できた後は、こちらの参考書の方が仕訳の例題などが載っており、復習がしやすいです。
②CPAラーニングとCPAテキストでインプット＆アウトプット
簿記3級の時と同じですが、まずは全体像を知ることが大切です！
勉強の始めは、CPAラーニングといちばんわかる 日商簿記2級の参考書を使って、講義を進めていきましょう。
簿記3級を取得して、直ぐに簿記2級へ進む人は、馴染み深い商業簿記の講義から進めていくのがおすすめです。一方で、簿記3級を取得をして、間が空いてしまっている方は、得点源になりやすい工業簿記から進めるのがいいと思います。
動画は個人的に2倍速-3倍速で見ると、集中力を保ちながら見ることができるので、おすすめです。
一気に全部の講義を進めると最初の方の講義内容を直ぐに忘れてしまいます。
講義の終了後あるいは5章進んだら、テキスト復習＋いちばんわかる日商簿記２級の問題集の基本編で講義と対応する章の仕訳問題を定期的に行ったほうが記憶の定着が早いと思います！
商業簿記の講義＋いちばんわかる 日商簿記2級 商業簿記の問題集基本編が終わったら、工業簿記の講義といちばんわかる 日商簿記2級 工業簿記の問題集基本編を進めていきます。（工業から始めた方は商業を行う。）
③1度ネット摸試を受けて、CPA講師の解き方の解説動画を見る。
このフェーズに来ると、簿記2級の商業と工業簿記の全体像を掴んできたと思います。
しかし、まだこのフェーズでは問題は解けようにはなっていないと思います。そのため、１度ここで、本試験レベルの問題に触れて、どのような問題が出るのか、肌で感じることが大切です。
CPAラーニングの「日商簿記2級 ネット模擬試験 実践解説」の中にある、日商簿記2級 ネット模擬試験を受け、その後、日商簿記を知り尽くしている講師の方がどのような思考で問題を解いているか実践解説動画を見ると良いです！
ここで、解説を見ながら、本番問題に慣れていくことが大切です。解説動画は第3回まであり、各回の出題論点はそれぞれ違うので、ここで一気に3回受けても大丈夫です。
これをやることで、本番問題の慣れやプロの方の思考法を真似ることができ、本格的なアウトプット期に移行することができます。
④本試験問題集をひたすら回す。
ここが簿記2級の最大の山場かもしれません。このインプット終了期から本格的なアウトプット期に以降する時に一番負荷がかかると思います。
しかし、いつまでもインプットをしていては、問題は解くことができないので、ここは耐えながら慣れていき、忘れてしまっていた所は間違えながら、都度暗記・再解釈することが大切です。
簿記2級では３級の時には使用しなかった本試験問題集を使用しました。内容的には、おそらく本試験問題集の方が、本番のネット試験より難しいです。
ですが、普段から難しい問題を解いておくと、本番では焦らずに問題を解くことができると思うので、本試験問題集を解くことをおすすめします！第1回～9回くらいまでを解くと、自然と自身がついてくると思います！
この参考書は、とても分厚くて見るだけでやる気がそがれてしまうので(笑)、カッターで、問題・解答用紙・解答の3つに分ける方が勉強の効率が上がるので、おすすめです！
また、いのうYouTube簿記大学さんが仰っていたのですが、第１回の第1問～第６問まで試験のように順番に通しで解くのではなく、第1回～第12回の第１問だけをひたすら解くという勉強方法が記憶として、定着させやすいです。
縦に問題を素直に解くのではなく、横に回をまたいで同じ大問を複数回解く方が、とても効率が良いと私自身も勉強をしていて感じました。
⑤ネット摸試を受ける。
本試験問題集でアウトプットと間違えた箇所のインプットを繰り返せば、見慣れた問題も増えてきて、得意になってきていると思います。
後は、時間配分を気にしながら、通しでネット摸試を受けて本番さながらの練習をし、試験に申し込んでしまいましょう。ここで、点数がとれなかったとしても、本番は一部難問がありますが、その他はほとんど本試験問題集やネット摸試より簡単だと思うので、気軽に受けてみましょう！
合格点に達している回があったり、苦手論点をきちんと潰せていれば、合格する確率は高いです。
個人的な推測や意見ですが、大問4,5が簡単だった場合は、第2問で連結会計が出てくるイメージです。逆に大問２が株主資本等変動計算書の場合は、大問4や5が難しい（仕損の発生やシュラッター図）イメージです。
⑥余談 簿記Youtuberの個人的見解
ふくしま先生
簿記系Youtuberといえば、ふくしままさゆき先生が人気だと思います！動画を何本か視聴して、簿記の理屈や原理を一番細かくわかりやすく説明してくれているのは、ふくしまま先生だと思います。
しかし、個人的に簿記2級を合格するには、オーバースペックになりすぎてしまうと感じています。理由として、やはり1本当たりの動画が長く、動画本数が多いので、インプットに相当な時間を要してしまうことです。また、人間の記憶的に1回で完全に理解することは難しく、長い動画ですと、復習するのに労力がかかってしまう所です。
簿記２級は範囲が膨大で、結構記憶力とアウトプットに如何に早く移れるかの闘いであると個人的に勉強してきて感じました。なので、CPAラーニングが独学で学ぶには一番いい所取りをしていると感じました（動画の長さ、本数が丁度良く、見返しやすい。）
ふくしま先生の動画は理解できない苦手論点を克服したいとき、簿記２級合格後、あるいは実務をしながら見るのが個人的に一番勉強になるのではないかと感じました。私はふくしま先生の動画で、簿記2級の財務諸表の表示区分、３級の再振替仕訳でとても勉強になりました。
苦手だった論点は合格した今、気楽な気持ちでふくしま先生の動画を見返したいと思っています！
カゼ太郎の”でる簿記” ～最短で受かりたい人へ～
カゼ太郎先生意外と知らない方が多いかと思いますが、本当にコンパクトで面白くて、わかりやすいです。連結会計・税効果会計・シュラッター図という簿記2級で難関な回はカゼ太郎先生の動画見ると、語呂合わせなどで覚えることができます。
試験本番でも忘れにくく、素早く仕訳ができるようになるのでおすすめです。特に連結会計の回の語呂合わせが好きです。
【簿記・会計】公認会計士たぬ吉の資格塾
たぬきち先生は本当に短い動画の中で、コンパクトに知りたいことを教えてくださいます。本試験問題集の工業簿記で、解けなかったり、忘れてしまった論的の内容を復習する時にとても役立ちました。
組別総合原価計算のクリームパンとあんぱんの例えなどはとてもわかりやすかったです。
いのうYouTube簿記大学
本試験問題集を解くときにとても役立ちました。本試験問題集と全く同じ問題を解説してくれていることがあるので、どうしても理解できなかった問題などは、まずいのう先生を確認してみると良いかもしれません！
